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候補生学校にある小型の練習船(YTE)で船の運航に関する基礎的な実習を行います。

実習前には自分たちで海図に航路を引いて、航路計画を立案するところから始まります。

 

幸い私の分隊には、神戸商船出身者、護衛艦の航海科出身者などがいましたので、準備作業は彼らが主体となってスムーズに行われました。

船乗りらしい作業だけに、素人には敷居が高く感じられます。

出港後、当直士官、副直士官、操舵員、伝令、見張り、CICなど各種配置を順番に交代しながら瀬戸内を彷徨います。

 

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陸測訓練

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航行中に任意の顕著な目標(灯台など)の方位を3つ測定し、それを海図に記載することでFIXを出し艦位(現在の位置)を算出します。

GPSやレーダーの発達した現代においても、内海航行時はこの陸測艦位を欠かすことはできません。

1年目の艦艇幹部とっては副直士官として必須の技術です。

 

 

CIC配置

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レーダーに移った顕著な目標(岬の突端など)からの方位距離をもとに艦位を測定し、艦橋にリコメンド(助言)します。

外の景色が見えない、暗い、空気が悪い(エンジンのディーゼル臭)、揺れる、教官がいないなどの諸条件に伴い、正気を保つことが著しく困難な配置です。

特に昼食(缶飯かお弁当)の後は、連続して襲ってくる眠気と吐き気の攻撃に耐えることが要求されます。

三半規管が敏感な私は、後に艦艇幹部となってからも船酔いに悩まされることになりますが、この時はまだ知る由もありません。

 

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