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何か重大な事案に直面した時、最初に全力を持って臨みなさいということ。

不測の事態が生起した場合(自衛隊っぽい表現)、事態を過小評価し小出しに対応すると大抵後で後悔することになります。

逆に初動に全力で対応すれば、結果として小事に抑えることができます。

 

いわゆる大戦もきっかけはほんの些細な事象であることが多いのは周知のとおりです。

第一次世界大戦
1914年6月、オーストリア・ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナンド大公夫妻が襲撃されたこと(サラエボ事件)が契機

第二次世界大戦
1939年9月、ドイツ軍のポーランド侵攻(イギリス、フランスは宣戦布告するも積極的な軍事介入を躊躇)
ポーランド侵攻そのものは決して小事とは言えませんが、この時点でも各国の速やかな実力行使が実行されていれば、後に大戦へと発展することは回避できた可能性を否定できません。(一時的な延命措置に過ぎないかもしれませんが)

 

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少々具体例が大きくなりすぎてしまいましたが、現職時代、退官後も含めて何かしらのアクシデントに遭遇した時に常にこのことを痛感します。

事案対処に成功するとき、最初に考えられる限りの対処を

「ちょっとやり過ぎかな」

と感じるくらい徹底しています。

 

結果として大事には至らないので、段階に応じて対処を縮小させていけばよいだけです。

一方、事案対処に失敗するとき、

「このぐらいは」とか

「たいしたことではないな」とか

「なんか面倒くさいな」

など、事態を過小評価あるいは自己の怠惰によって火種を大きくしてしまうことが大半です。

結果として小事も大事に発展してしまうわけです。

 

分隊員の失踪、分隊員が警察に身柄拘束、所掌機器の不具合・・・中間管理職たる幹部自衛官にはいくらでも不測の事態が生起する可能性がありますし、その事案に迅速に対応し続けなければなりません。

自分自身を律して生活していても事案は他動的に発生するのです。

何か起こった時には、まず深呼吸して心の中で『初動に全力!』と唱えて対処にとりかかれば、ほとんどの事案を小事に留めることに成功できるでしょう。

 

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