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陸空海を問わず、自衛隊に入隊すると制服等の官給品(通称:官品『カンピン』)が貸与されます。

この官品については、他サイトでも紹介されることが多いので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

ですので、ここでは私見(偏見?)に基づいた官品のイメージについてお話しします。

 

私が支給された官品の中で唯一使用していたのは『雨衣(レインコート)』のみでした。

その他の制帽、制服、階級章、短靴、靴下等々は、全て自宅の『官品保管BOX』に死蔵していました。(定期交換と紛失防止に備えるため)

理由はただ一つ『品質が粗悪だから』です。(暴言スミマセン)

 

特に幹部候補生時代に貸与されたものは酷く、官品に対するイメージを決定づけることになりました。

その後次第に品質向上が見られるようになったのですが(一定年数経過で交換されるので)、最初のイメージを払拭することはできなかったのです。

雨衣(レインコート)だけは絶対必需品なので、最初から最後まで一貫して使用しました。

 

制帽はいまいち頭にフィットしないし、制服は素材の関係上シワになりやすいし、夏の階級章に至っては雨に濡れると黒い汁が垂れてきて、白い夏の制服が『ちびまる子ちゃん』状態になってしまうのです。

制服のシワは幹部候補生にとっては最大の敵だと言えます。(外出員の服装容疑点検をクリアーできない)

なので、上から下までほとんど私物で揃えていました。

制帽は【高田帽子店】(呉)→帽章がしっかりしていて伸びにくい、傾きにくい

制服、作業服は【制服のフジ】(江田島、呉)→ノーアイロンで手入れが簡単

階級章、冬のセーターは【安藤洋服店】(横須賀)→高級品だが品質最高、金線が太くて綺麗、デザインが米軍っぽい

靴は米ユニフォームショップ(点検等正規行事の際は官品を使用)→クッション性が高く、エナメル使用で手入れが容易

こういう着こなしを好む幹部は『米軍かぶれ』と呼ばれています(笑)

もちろん正しく官品を着用されている方々も多数存在しています。

あくまでも私の個人的な嗜好ということでご了承願います。

 

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個人貸与品ではないのですが、官品の中でも一際粗悪だと感じていたのが『特殊雨衣』でした。

護衛艦等に装備されていて、甲板作業員などが雨天時に着用するためのものです。

甲板作業における過酷な条件下での激しい動きに対応するため、かなりしっかりとした生地で作られているのですが、いや、むしろそれが原因で最悪の通気性となっています。

雨で濡れている外側よりも、汗で濡れている内側の方がびしょ濡れになるというスグレモノでした。(だったら、最初から雨に濡れた方がむしろ清々しいのでは?)

『特殊雨衣』が『内側が濡れる特殊な雨衣』という意味ならば、言い得て妙なネーミングだと思います。(ダイエットのためサウナスーツ的に活用するという手もあるが)

あれって、現在でも使用しているのでしょうか?

やっぱり雨衣(カッパ)はゴアテックス(防水透湿性素材)にして欲しいものです。

 

米海軍では基地の中にユニホームショップがあって、安価に高品質(自衛隊の官品に比べて)な各種ユニフォームを入手することができます。

自衛隊のように官品を支給するのではなく、購入のための補助金がでると聞いたことがあります。

私のように全て自費で制服一式を賄っている者にとっては、なんとも羨ましい待遇でした。

 

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