読者、メッセージ

 

当初2、3か月で終了する予定だったこのブログですが、途中ストーリー部分が完結したにもかかわらずしぶとく続いております。

コメントによって励まされたり悩んだり、また直接コメントは頂かなくても多くのアクティブユーザー様のアクセス数に励まされここまでたどり着くことができました。

小さな記事をコツコツと積み上げていくことで、振り返るとそれなりのボリュームを持つブログに成長することができたのです。

これもひとえに読者の皆様の応援があってこそはじめて可能となったことであり、改めてここに御礼申し上げます。

その過程において、最初はぼんやりとしていたことも次第にはっきりと姿が見えるようになってきました。

それはこのブログの目指すべきゴールについてであります。

 

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全ての読者(国民)の皆さまに向けて

そもそもこのブログは内容に応じてメッセージを届けたい相手が異なっています。

多くの記事は外部から見て非常に分かり難い海上自衛隊という組織を、私の経験してきた些細な日常を通して知ってもらうために書いています。

大義名分や難しいことは毎年刊行される『防衛白書』を読んで頂ければ理解することができるでしょう。

しかし、その文面から血の通った人間の営みを想像することは難しいのです。

この足りない部分を補うのが私のブログの使命だと勝手に自認しています(笑)

 

また、海上自衛隊はその主たる活動領域を沿岸から遥か彼方の海域や空域としています。

つまり、ほとんど大部分の国民には目に見えない存在なのです。

しかし、国内において唯一絶対の海上武力を保有する組織のことを、国民が理解しにくい状態のまま放置していてはなりません。

この国の主権は国民にあり、自衛隊は外敵から我国の主権と国民の生命財産を護るために能力と権限を委託されている組織なのです。

だからこそ、良い面も悪い面も含めて全て正しく理解することで、国民のコントロール下に置いておかねばならないのです。

インターネット技術の発展により、自ら求め行動することで知りえない事実など無くなってきました。

このブログはそうやって事実を探求する全ての人に向けて、たとえわずかでもヒントを得てもらうことを願って作成したものであります。

 

親愛なる後輩諸氏に向けて

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そしてもう一つは後輩に向けてのメッセージとなります。

私は本来55歳で定年を迎えるまで我国の海上防衛の一端を担うべく、多大な費用と時間をかけて育成された人間です。

であるにもかかわらず、理由はともあれ道半ばにしてその任を放棄して退職したわけであります。

しかも、幹部中級課程を修業し3等海佐になった最も働き盛りである時期に。

 

鶴ならば自分の羽を使って機(はた)を織り、亀ならば恩人を背中に乗せて竜宮城へと向かうことで恩返しいたします。

人間たる私はどうすれば受けた恩を返すことができるのか。

その答えを形にしたのがこのブログであり、私なりの恩返しと贖罪であります。

在職していれば科長として、副長として、あるいは艦長として、自分が先輩から指導され受け継いできた技術、伝統、慣習に加えて、自分自身が経験によって習得したものを全て伝えることが当然の義務であるからです。

 

人生の学ぶべき教訓は失敗の中にこそ多く含まれています。

本来は人に話したくない私の数々の大失敗を全て白日の下にさらす理由はそこにあります。

私の失敗を見て

「コイツ本当にダメな奴だな。オレならそんな失敗はしないよ」

と思ってくれる人がいれば、それこそが私の望むところです。

 

また、失敗から立ち直る過程やそこに登場する多くの先輩たちの姿を見て一つでも心に残るものがあれば、それもまた私の望むところに他なりません。

つまり、後輩の皆さんがこのブログを見てくれて、いいことであれ悪いことであれ何かしらの感情が動くことがあれば、私は確かに何かを伝えたことになるのです。

これからはそういった趣旨の記事もどんどん追加していく予定です。

鵜飼の鵜が飲み込んだ魚を最後の一匹まで吐き出すように、知り得た全ての知識と経験について絞りだします。

このブログにたどり着いたのが運の尽きだと観念して、後輩の皆さんには大きく口を開けて私からのメッセージを強制的に受け取ってもらいますので覚悟してくださいね(笑)

 

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