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読者さんからのリクエストにより、海上自衛官の恋愛(結婚)事情について考えてみたいと思います。

とはいえ、何か特別なものがあるのかといえば返答に困ってしまいます。

先ずは自分の恋愛(結婚)に関する考え方から述べていきたいと思いますが、恐らく全ての女性を敵に回すこと必至の内容になります(汗)

多くの非難コメントでブログが炎上することを覚悟の上で、正直な気持ちを書いていきます。

 

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私の恋愛感について

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私の場合、恋愛と結婚は全く別のものとして考えていました。

恋愛の延長線上の結婚という考えはなかったのです。

恋愛については自他ともに認める『外見重視主義』で、見た目が『可愛い』『きれい』という部分から興味を持ち、付き合ってみて内面にも魅かれるという順番です。

要するに恋愛に対する思考が幼い(ガキっぽい)わけです。

 

結婚ということを考え始めたのは海上自衛官になって以降のことになりますが、これについては母親の存在が大きく影響しています。

自分の母親のことをこのように表現するのは面映ゆい気もしますが、母親は世間一般的に『美人』と呼ばれる人でした。

このことは自分自身にとっても自慢の種であり、授業参観などで学校に来ると友達から

「お前の母さん美人だな」

といわれるのがいつも嬉しくて仕方ありませんでした。

しかし、このブログでも紹介したように、私が実習幹部として遠洋航海から帰国して間もなくガンのために他界しました。

(参照先:「母の他界」

この時、母親は享年47歳という若さだったこともあり、頭の中に『美人薄命』という強烈な印象が刻みこまれることになりました。

つまり、それまでの恋愛感とは真逆に

「美人とは結婚しない」

ことを心に誓ったのです。

 

実習幹部として遠洋航海出発する直前に高校時代の同級生と付き合い始めたばかりだったのですが、彼女は自分の今までの恋愛感に基づいた『美人で蒲柳』なタイプだったので帰国前に一方的に別れたいと手紙を送り、ずいぶん傷つけてしまいました。

理由を何度も尋ねられましたが、どうしても本当のことが言えず

「自分の心変わりです。スミマセン」

と繰り返すしかありませんでした。

「あなたは美人なので私よりも早く逝ってしまいそうだから」

というのが本当の理由なのですが、それを正しく伝えても

「はいそうですか」

と納得してもらえないことは分かり切ったことだったからです。

 

結婚の必要性

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私は自分自身のことを結婚を必要としない人間だと考えています。

生物学的に子孫を残すことができない体質ということもありますし、いわゆる家事全般は得意とする分野ですし、更には特定のパートナーと生涯を共にする必要性を感じていないからです。

しかし、海上自衛隊の幹部自衛官としては結婚の必要性を感じていました。

以前記事にも書いたと思いますが、若くして部下を持つ身となった場合、部下から見て『妻帯者』と『独身者』では信用度が違うと思ったからです。

いい年になっても独身の上司から

「お前もいつまでもフラフラしたないで、しっかり人生設計しろよ」

なんて言われたら

「お前もな!」

って突っ込みたくなりますよね(笑)

だからこそ分隊長(3年目)になる前までに結婚する必要があったのです。

 

結婚の条件

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結婚に関して相手に対する条件は

1、身体が頑強であること

2、手に職を持っていること

以上の2つだけです。

 

身体が頑強であることは『母親の他界』に対するトラウマから生じたものです。

もう一つの手に職を持っていることは、例え戦時になって自分が帰らぬ身となっても、パートナーが一人で残りの人生を生きてけるという保証が欲しかったからです。

この保証がなければ家族のことが心配で、肝心な時に命を惜しんで判断を誤ることもあると考えていたのです。

『命は一瞬、名は永遠』という自分の信条を何よりも優先させた考え方だといえるでしょう。

結婚はあくまでも独立した男女の対等な契約であり、そこに必要なのは相手に対する敬意であって愛情ではないと考えていました。

 

ちなみに、この最初の条件『身体が頑強であること』は以前読んだ海軍関連の書籍にも紹介されており、そのことが潜在的に意識の中に残っていたのかもしれません。

最もその中には

「海軍士官の結婚は海軍大尉になってから」

(海軍士官として一人前になってから)

という一文もありましたが、そこは敢えて参考にしませんでした。

 

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周辺の恋愛(結婚)事情

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私のケースは極めて特殊なものだと自覚していますので、改めて周辺の恋愛(結婚)事情について紹介してみます。(リクエストされたのはこの部分だと思います)

冒頭でお伝えしたとおり個々人の事情によって千差万別なのでこれといった型はないと思いますが、やはり艦艇勤務の場合は恋愛や結婚は厳しいと思います。

配属部隊の行動次第ですが、1年のうち半分以上は海の上というのも当たり前の世界ですから、まず出会いがない。

運よく彼女ができて付き合い始めたとして、訓練を終えて母港に戻っても修理などで非稼働艦にならない限りは遠出もできないなど制約だらけです。

夏から秋にかけては台風が近づいてきただけで、あっさり艦に帰ってしまいますしね(笑)

(参照先:「台風避泊その1」

一方で給与面では安定していますから、付き合って数か月でサクッと結婚するパターンも多いと思います。

 

また、自衛隊は独身者に快適な生活環境(艦内は衣食住がセットになっており、しかも無料)であることから、生涯独身でも困ることはありません。

同期でも独身者はいますが、結構な貯金も持っていて

「退職金で高級老人施設に入居するつもりだ」

という話を聞くと、これはこれで人生の勝ち組なのかもしれないと思いました(笑)

 

同期の結婚のパターンを見ると最初の1~2年で結婚した者と中級課程以降に結婚した者に大別できます。

早く結婚した者のパートナーは学生時代から付き合っていたような人が多かったと思います。

その他友人の紹介や親が決めた縁談、職場結婚など一般的に考えられるパターンは一通りあります。

職場結婚の相手とはWAVEさんや事務官さんですが、一般的な職場結婚と同じですね。

また、職場結婚の場合は海上自衛官という特殊な職務内容について一定の理解が得られるという利点がありますが、全ての情報が筒抜けとなっているのでそういう意味では苦労することも多いようです。

苦労の内容については具体的には申し上げられませんけど(笑)

 

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