制服

 

制服を着用する職業の宿命なのかもしれませんが、海上自衛官(幹部)の私服センスには少々問題があります。

 

一言でいうなら『イケてない』のです(笑)

 

制服を着用している姿が異常にカッコいいだけに、その落差が最も激しいのが海上自衛官ではないでしょうか?

 

今回はそんな私服に関するあれこれを考えてみました。

 

当の本人たちは『?』かもしれませんが、奥様や彼女さんたちが首を激しく縦に振る姿が目に見えるようです。

 

それでは、早速本題にまいりましょう。

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通勤時の服装

まず最初の前提として、制服を着用する職業の人にとって『私服』とは自宅から職場までの通勤時に着用するものでしかありません。

 

この時『どうせ職場につけば制服に着替えるのだから』という強い深層心理が作用しているのです。

 

いうなればこの時点ですでに制服の呪縛によってマインドロックされているといっても過言ではありません。

 

制服を着用する職業に従事した方なら、一度は必ずそういう気持ちになった経験をお持ちのハズです。

 

更に『私服なんて清潔で端正なモノを着用していればいいんだ』という正論によって理論武装されていますから、自分の私服センスについて考察する思考そのものを放棄しています。

 

しかし、この思考は通勤時だけでなく『Off Time』での私服にも破滅的な結果をもたらします。

 

一言で表現すると海上自衛隊幹部の私服は年齢に似合わず『オッサン臭い』のです。

上陸時の服装

護衛艦勤務の場合を例にあげると、通勤時の私服は他所の港で上陸する時にも着用することになります。

 

海上自衛官の士官私室にあるロッカーは各種制服や作業服でギッシリ詰まっているので、余分な私服を持ち込むスペースもなくどうしても『オールマイティな一着』を求めてしまいます。

 

普段は全員制服を着用しているので気にならないのですが、いざ他所の港に入港し上陸しようとするとそのセンスの悪さに閉口します。

 

20代の若手士官なのに世間一般の50代のような服装をしている者もいて、正直あんまり一緒に出歩きたくないなと思ったりします(笑)

 

ではなぜこんな事態に陥ってしまうのでしょうか?

私服のドレスコード

陸上部隊勤務であればいわゆる会社勤めのサラリーマンのようにスーツを着用する人も少なくありません。

 

スーツは制服と同じように『何も考えずに着用してもある程度のクオリティ』が確保できるというメリットがあります。

 

しかし意外に感じるかもしれませんが、海上自衛隊においてこの通勤時の服装は必ずしもスーツである必要はありません。

(さすがに市ヶ谷(海幕)勤務だと事情が異なるかもしれませんが)

 

かといって思いっきりカジュアルでいいかといえばそれも違います。

 

基本的に幹部が守らなければならない私服のドレスコードは

  • 襟付きシャツ(ポロシャツはOK)
  • ジーンズ以外のズボン

ということになります。

 

特にこの『ジーンズ』については非常にうるさく言われます。

 

その理由はジーンズが米海軍の下士官や兵の作業着であるからです。

 

ゆえにオフィサー(士官)はジーンズを着用してはならないと言われているワケです。

 

今ではすっかり常識として当たり前に感じることですが、入隊当初はかなり抵抗がありました。

 

一般大学出身者の私にとって『ジーンズ』こそが長年着用してきた制服だったからでしょう。

 

DCブランドを着用していた高校時代とは違い、大学時代はおしゃれセンサーを完全にOFFにしていました。

 

その差は単に『恋愛に対する関心の有無』にあったのですが、とにかく大学時代は『ジーンズ』『Tシャツ』『スウェットのパーカー』という格好でほぼ4年間を過ごしています。

 

そういう背景があっただけに海上自衛隊に入ってからの『ジーンズ禁止』には大きな違和感を感じていたのです。

 

もちろん通勤時に禁止されているだけであって休日にジーンズを着用することに制限はありませんが、不思議と休日にも着用する気が無くなり最終的には私服としてジーンズを所持しなくなっていました。

 

現在は退官しているのでジーンズを所持していますが、年齢的なこともあってあまり積極的に着用しようとは思わなくなってしまいました。

 

この深層心理に海上自衛隊時代のジーンズに対する悪印象が影響していることは言うまでもありません。

 

・・・話を元に戻しましょう。

 

最近ではビジネスとカジュアルの中間的な服装を『ビジネスカジュアル』と表現しているようです。

 

海上自衛隊の護衛艦で勤務する幹部が求められるドレスコードをクリアするにはここを目指すのがいいと思いますが、これが意外と難しいジャンルでもあります。

 

海上自衛官(幹部)の私服センスが『イケてない』最大の理由は、通勤も上陸もオールマイティにこなせる一着を自分の主観に頼って適当に選択した結果、全体的に中途半端なカッコになってしまうことにあります。

 

もちろん私服のことなど無頓着になるくらい勤務に精励していることは決して悪いことではありませんが、もう少しスタイリッシュな服装を選択する配慮をした方が良いと思います。

 

そのためには『ビジネスカジュアル』というある程度完成されたコーディネイトを取り入れることがセンス向上の近道だといえます。

 

またそういう小さなことにも気を配るバランス感覚は必ず勤務にも役に立つと考えますがいかがでしょうか?

記事のまとめ

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今回は海上自衛官の私服センスについて、その背景にあるものとは何かを考察してみました。

 

私が在職していた時代とは状況が変わっているかもしれませんが、たまに呼ばれて参加する同期会で同期連中の服装を見る限りは大きく変化していないような気もします(笑)

 

彼らも今では正真正銘の『オッサン』なのでそれでも構わないのでしょうが、やはりもう少し私服に気を使った方がいいのではないかと思い記事にまとめてみました。

 

あと数年後に定年を迎えたら嫌でも制服を脱ぐことになるのですから、その時になって慌てないように。

 

『ローマは一日にして成らず』といわれるように『私服センスは一日にして成らず』なのですから、少しづつでも考え方を変えた方がいいですよ。

 

奥様や彼女さんもきっと喜んでくれると思いますし、部下乗員からも『ウチの上司はいいセンスしてるな』と意外に評価されるハズです。

 

それでは本日もここまで記事をお読みいただきましてありがとうございました。

 

また次回の記事でお会いしましょう。

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