うんざり

 

『功成り名を挙げる』ことに成功した著名人(特に芸術関係者で、俳優、作家、アニメ監督、歌手など)が、『晩節を汚す』ような言動に及ぶ事例を見て、心が痛みます。

「あーぁ、いらんことせんかったら良かったのに・・・」

そう思わせるような出来事がなんと多いことか。

著名人であるが故に、必ず後世にその所業が名前とともに記憶されるだろうと思うと同情を禁じ得ません。

しかし、本来の専門分野で得た影響力を全く別の方面に流用するのは、ファンに対する冒涜ではないかとも思います。

私個人は彼らの作品を見聞きして、何とも言えない気持ち悪さを感じていたりするので、

「あ~、やっぱりそういう主義思想の人だったか」

と妙に納得してしまうことが多いのですが、世間一般では成功者といわれている人々なので『晩節を汚している』と感じてしまいます。

無論本人たちにとっては、そんな意識は全くないのでしょうが。

 

最近の例だけでなく、歴史上の人物の中には、素晴らしい業績を挙げ続けたにも関わらず、最後の最後に大失態を冒す人物が少なからず存在します。

ですから、ちょっと誇張した表現になりますが『終わり良ければ総て良し』という言葉に真理を覚えます。

これこそ学生時代から現在に至るまで一貫して自己の信条としている言葉です。

人生の節目を意識し、それらをキッチリと積み上げることによって自分の理想とする人生を全うしたいと考えているからです。

 

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人生の節目を意識して勤務する

人生の節目

 

艦艇幹部の勤務期間はかなり限定的です。

その多くは1~2年という期間でありますが、そんな短い勤務期間でも自分を偽り続けることはできないので、必ず本質があらわになります。

もちろん完璧な人間など存在しませんから長所もあれば欠点もありますし、それに伴って成功も失敗もあります。

ですが、転勤が決まって帽振れで見送られる時に

「精一杯やることはやった」

と思えるように勤務することを意識していました。

 

自分の勤務状況は自分が一番良く知っています。

1年365日を常にポジティブシンキングで過ごせるわけではありません。

自分の弱さに負けて完成度80%で良しとすることもあります。

そういう時はどこかで頑張ってバランスを取るようにしていました。

そして、帽振れという最終審査で自分の勤務ぶりが評価されることになるのです。

これが実に残酷なまでにはっきりと分かるもので、勤務期間中を通じて一生懸命やっていたとしても、最後に乗員にとって不利益な事故が起きれば完全にそっぽを向かれたりもしました(笑)

こういう経験が『終わり良ければ総てよし』という考えを真理として捉えることに強い影響を与えているのだと思います。

 

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