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自尊心とは、職務遂行における最後の砦であります。

自衛隊の業務とは非営利業務であり、努力が営業利益(売上)に繋がることはないのです。

つまり、ある一定の水準を満たせば、それで良いとされるのです。(多少極端な物言いですが)

 

そこで、この自尊心の登場となります。

全ての業務に時間的な制限はある以上、その制限の中で成果物の品質は自尊心の大きさによって左右されるものです。

もちろん個人の能力(知力、体力、徳力、経験、個人の時間)という要素は必須です。

 

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私個人の例でいえば、個人の能力に比して自尊心が大であったため、成果物の品質を担保するためには常に時間を犠牲にせざるを得ませんでした。

ここでいう時間とは、個人の時間であり、簡単に言えば残業ということで、個人の能力に属するものです。

成果物の精度に対する要求は、階級や職責によって年々増大してゆきますから、いずれ個人の能力に限界が訪れます。

 

まさにこれが自衛隊退職に至る動機の根源と言えます。

自衛隊に限らず公務員というものは、よほど重大な背信行為をしない限りにおいて退職を強要されるものではありません。

自尊心の大きさを変えることができず、個人の能力の伸びしろを使い果たし、成果物の精度に責任が持てなくなったことが私の真の退職理由でした。

 

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