海上自衛隊、就活

 

この記事は来年実施される一般幹部候補生の試験を受験してみようかなと考えている就活生にお届けするものです。

 

これを読めば就職先に迷っているあなたもきっと海上自衛隊幹部候補生学校に入校したいと思うハズです。

 

とはいえ、いいことばっかり書いては単なるパンフレットと何にも変わりませんよね?

 

物事は常に表裏一体です。

 

良いことの裏には悪いこともあります。

 

それが現実社会というものです。

 

できるだけ両面を合わせて紹介していきますので、自分で読んでみてメリットの方が勝ると思えばすぐに資料を請求しましょう。

 

デメリットの方が大きいと思えば、残念ですが静かに閉じるボタンを押してこのページから離脱することをお勧めします。

 

では、前書きはこの辺にして早速いってみましょう。

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出会える人材のレベルが半端ない

もう何といってもこれに尽きます。

 

海上自衛隊の幹部といえば国外では『海軍士官』に相当します。

 

海軍士官はその国でも選ばれた人間だけがなれる職業です。

 

知力、体力、人格などあらゆる徳目を備えることが要求されるからです。

 

常に状況が変化する海上で多くの部下を指揮しつつ見えない敵と戦い、祖国を防衛することを義務付けられているのですから求められる能力はどうしても高くなるのです。

 

幹部候補生学校に入校した直後は右も左も分からない原石のような状態から、多くの教務や実習、そして部隊での勤務経験によって次第に研磨され輝きを増してゆきます。

 

厳しい競争の中から選び抜かれた人材はまさに『人間の芸術品』ともいうべき存在です。

 

そんな稀少(レア)な人材があらゆる年齢層に文字通りゴロゴロしているんです。

 

先輩、同期、後輩を問わず

 

「この人、マジリスペクトっ!」

 

っていう人に普通に出会えてしまう職場。

 

それが海上自衛隊です。

 

ロールプレイングゲームの『ドラゴンクエスト』に例えると『メタルスライム』がそこら中にいるって感じ。

(逆に分かり難いかっ?)

 

ちなみに私は自衛隊を退職して既に10年が経過しましたが、民間社会ではいまだに『メタルスライム』には遭遇していません。

 

・・・とここまで褒めた後で、冒頭でお約束しているデメリットを挙げると

 

『立派な人が多すぎて自分が見劣りする』

ってことですかね(笑)

 

「自分はどんなに頑張ってもああはなれない」

って思っちゃうんですよね。

 

私はそこがどうしても腑に落とせずに退職しましたが、適材適所で上手く人を使ってくれる組織なのでそんなに悲観しなくても活躍できる場所はいくらでもあります。

 

これがデメリット?って感じでスミマセン。

 

再びメリットに戻って(またかよ)、海上自衛隊は帝国海軍と直結している組織です。

 

いいところも悪いところもしっかり引き継いでます(笑)

 

これがどういうことかというと、歴史上の人物である東郷平八郎さんや山本五十六さんもあなたが海上自衛隊に入隊した瞬間から『先輩』と呼んでいい存在になるのです。

 

「ウチの東郷先輩が日本海海戦で戦った時にさぁ~」

なんて言っちゃって全然オッケーなんです。

 

これってスゴくないですか?

 

他にも海軍の有名な提督方が勉強したのと同じ『江田島の赤レンガ校舎』で勉強することができます。

 

自分も歴史の1ページの中に立っているっていう感覚はちょっと他では考えられませんね。

 

ということで、理由その1は納得してもらえましたでしょうか?

 

じゃあ、早速資料を請求しましょう!

スミマセン、調子に乗ってました。

 

ちゃんと続きを説明します。

制服がチョーカッコいい

海上自衛隊の制服って見たことありますか?

 

いくつか種類はあるんですけど、イチオシは夏の礼装である詰襟長袖のもの。

 

ちょっとたとえが古くて申し訳ないけど、『愛と青春の旅立ち』でリチャード・ギアが着てた制服がそれです。

 

あれを着用して黙ってキリッとした表情をキープしていれば、確実に5割増しでいい男(女)に見えます。

 

もし、あなたに意中の相手がいるのなら、是非制服でプロポーズすることをお勧めします。

 

制服のカッコ良さについて触れましたが、他にもメリットがあります。

 

決められた制服があるということは、

 

「今日はどのスーツにしようか」

「このネクタイだとシャツのカラーに合わないかな」

「いつも同じ服じゃみっともないなぁ」

 

といった悩みとは無縁になるということです。

 

いつも同じ服でいいんですっ!(てか、同じ服じゃないと逆に問題)

 

制服の手入れには気を使う必要がありますが(特に夏の白い制服はすぐに汚れる)、それはすぐに慣れますから大丈夫。

衣食住の環境が無料でしかもコンパクトにまとまっている

これは教育期間中や護衛艦などに配置されていることが前提ですが、とことん自分のお金を使わない生活が可能です。

 

制服は一通り支給されます。

(ついつい私物を買い足しますが)

 

食事も出ます。

(味は好みの分かれるところですが)

 

住むところももちろん無料です。

(ずっと艦内居住では息がつまるので下宿を設定しますけど)

 

護衛艦での生活を例にすると、職場と食堂と寝室と風呂がセットになっています。

 

もう、あの嫌な通勤電車に揺られて会社に行かなくてもいいんです。

 

目を覚ますとそこはもう職場。

 

通勤時間は皆無です!

 

その代りに大海原の上で揺られちゃってください(笑)

 

あなたは遊園地のアトラクションって好きですか?

 

あれって、5分や10分しか動かないのに千円位かかりますよね。

 

実にモッタイナイ!

 

そんなアトラクション好きのあなたは是非護衛艦で勤務して下さい。

 

台風が来れば何時間でも(場合によっては何日でも)乗りっぱなしかつ揺れっぱなしを体験できます。

 

しかも無料で。

江田島の幹部候補生学校ライフがマジ最高に楽しい!

一般的に江田島の海上自衛隊幹部候補生学校は厳しい教育機関として認知されています。

 

しかし、視点を変えるとあんないいところはないと確信しています。

 

以下デメリットと言われている項目を私の視点でメリットに変更して説明します。

  • 分刻みの日課で忙しい(規則正しい生活が送れる)
  • 教官が怖い(後輩が可愛いと思うから怒るんです。どーでもいい奴には何もいいません)
  • 規則が厳しい(縛られた中で知恵を使って快適に生活する喜び)

 

何だかんだいっても在校中は良く怒られます。

 

でも怒られることも仕事の内だし、そのことで人間は磨かれていくんです。

 

ただし

「ぶったね、オヤジにもぶたれたことないのに!(アムロ・レイ)」

っていう人にはちょっとカルチャーショックかも?

(大丈夫、今はぶちませんよ。絶対)

 

ちなみに私は大学時代に深夜のバイトなどに従事することが多く、かなり不規則な生活を送っていましたが、海上自衛隊幹部候補生学校に入校してからは規則正しい生活を送ることによって健康を取り戻すことができました。

 

また、食事も学生時代は1日1食(バイトの賄い)だったので入校時の身体検査では体重が58kgしかなかったのですが、規則正しい食生活と強制的な各種運動によって68kgまで増加しました。

 

でもそのほとんどは筋肉の増加であり、ちょっとした細マッチョに仕上がります。

 

更にやたらと日に焼ける機会が多いので、全身真っ黒かつ筋肉質というビーチで最強のポジションを確立できそうな体を手に入れることができます。

 

もう、日焼けサロンもスポーツジムも必要ありません。

 

海上自衛隊に入隊するだけでいいんです。

卒業旅行がもれなくセットでついてくる。しかも世界規模!

正式には『遠洋練習航海実習』というものです。

 

コースはその年によってまちまちですが、私が実習幹部の時は南米コースでした。

 

普通に考えて、個人旅行で南米まで行きますか?

 

ってことです。

 

まあ、近年はLCCなんかも発達してきているので、格安で航空券を入手できるかもしれませんが、それでも南米は日本の真裏ですよ。

 

飛行機で行ってもメッチャ時間がかかるんです。

(もちろん航空運賃も高い)

 

それを艦で行けるなんて・・・ステキですよね?

(しかも無料で)

 

まぁ、豪華客船でゲストとして行くのとは違って一日中実習で寝る暇もないんですけど、逆にそんな経験をできるのはこの日本全国でも毎年約150人に限定されているのです。

 

限定150名ですよ?

 

これはもう行くしかないでしょ!

 

個人旅行なんか後でいくらでも行く機会はあります。

 

今、この時にしかできない体験を選択するべきです。

 

また、各国での訪問先も海軍施設や大使館など通常の個人旅行では絶対に行くことができない場所ばかりです。

 

普通、大使館主催の歓迎パーティーなんて招待されませんよ。

 

日本国という看板を背負っているので、モノの見方や考え方も次第に変わっていきます。

 

こんな経験はよそでは絶対にできないのです。

 

私の場合は卒業から10年後に今度は随伴艦の砲雷長として参加することになりましたが、その時は環太平洋コースでした。

 

実習幹部時代と違って2人部屋の個室ですよ。

 

・・・もうね。

 

快適そのもの(^^)

 

護衛艦で海外を訪問する最大のメリットは、毎日実習訓練を実施しながら日常の生活を送りつつ、港に入港するとそこはもう外国なんです。

 

ドラえもんの『どこでもドア』みたいな感覚なんですよね。

 

のび太君の部屋からドアを開けるといきなり外国みたいな。

 

そういう体験がしたいと少しでも感じたら、あなたは完全に海上自衛隊体質です。

 

さあ、すぐに資料を請求しましょう!

(しつこいって?)

教育期間が異常に長い

民間企業には就職したことがないのでよく分からないのですが、大企業でも新人教育って2週間くらいじゃないですか?

 

教育期間中の新人というのは企業にとってお金を稼がずに消費するだけの存在ですから、企業としてはそんなに丁寧に教育している余裕はないというのが本音ですよね。

 

しかーし、海上自衛隊は違います。

 

幹部候補生学校が1年

 

国内巡航と遠洋航海で約7か月

 

その後も職種が変更になるたびに任務課程など

(艦艇幹部)

 

幹部任官から約5年程度経過すると中級課程に1年

(特技によって教育期間は異なる)

 

この先は未経験ゾーンだけど指揮幕僚課程(1年)とか幹部高級課程とかあるようです。

 

こんな感じで部隊と教育機関を行ったり来たりしながら経歴を重ねていくのです。

 

こんな贅沢なことはないし

 

「どんだけ人を大事にしてるんだ?」

って思うんだけど、どうですか?

部隊に配属されるといきなり部下がいる

入校してから部隊に配属されるまで2年弱の月日が経過しているのだけど、部隊に着任するといきなり部下がいるってスゴクないですか?

 

自分にナンの実績も技量ない状態で部下がいるっていうのは実はかなり過酷な事です。

 

だけど、その責任感が同世代の他の職に就いている人間に比べて大きな経験の差になると思ってます。

 

部下がいるから辛いことがあってもやせ我慢しなきゃならない場面も出てきます。

 

それはホントに人間力を向上させてくれるんです。

 

子供の頃に下の兄弟が生まれて

 

「あんたはお兄ちゃんになるんだから、我慢しなさい」

って言われたことありませんか?

 

あれと同じです。

(弟や妹の皆さん、共感できなかったらゴメンナサイ)

 

海上自衛隊の伝統として『配置が人を育てる』という考え方があります。

 

年齢や経歴に対してちょっと無理目な配置に就けるんですね。

 

それでもがき苦しみながら1年をやり抜くと、ちゃんとそれらしい人間に成長できているという仕組みです。

 

究極のOJTなんですけど、効果は絶大だと思いますね。

 

初級幹部の頃は(艦艇幹部の場合)毎年ガラッと職種(砲術、水雷、通信、機関など)が変わるので、それなりに大変です。

 

1年かけてようやく崖を這い上がってきたら、親ライオンが待ち構えていてまた別の谷に突き落とされるって感じかな。

 

ゲームをしていてやっとクリアしたと思ったら、リセットボタン押されてソフトを入れ替えられる感じともいえる。

 

賽の河原でようやく積み上げた石を鬼に蹴飛ばされて最初からやり直すみたいな・・・

(もうたとえはいいかな)

 

つまり、自分が意識しなくても強制的に経験を積まされることで幹部自衛官らしく成長できるってことを言いたかったのです。

 

もちろん自分で意識すれば、もう一段上の成長を遂げることも可能ですけどね。

 

そこは本人の意識の持ちようです。

大義名分のスケールがでかい

民間企業は何らかの商品やサービスを提供することでその対価を得ているわけです。

 

もちろん、それは人々の暮らしを豊かにするために必要なものなんですが、私はどうしてもその考えに馴染めなかったのです。

 

馴染めないというか自分にとってちっとも響かなかったのです。

 

皆の憧れる世界のTOYOTAでも『自動車を販売して人々の暮らしを豊かにする』っていうのが目指すところですよね。

 

ステキな事なんだけど、やっぱり響かないんですね。

 

海上自衛隊に入隊して

『身命を賭して我が国の海上防衛に寄与する』

ってスゴイことだと思いませんか?

 

カッコつけてるって思うかもしれないけど

「自分の大切な人を守りたい」

っていう気持ちの延長線上に過ぎないんだよね。

 

感情としてごく自然なことだってこと。

 

あなたにとって大事な人は誰ですか?

 

両親、兄弟、友人、恋人、妻、夫、子供・・・

 

そういう人を守りたいっていう気持ちは人間としてとっても自然な感情だと思う。

 

だから、働く理由に繋げることが容易なんだと思う。

 

人間は自分の自由を犠牲にしてまでやることに大義名分が必要なんです。

 

その大義名分が自然な感情と繋がっているととっても楽なんです。

 

それに、一度本気で国を守ってみると分かることがたくさんある。

 

この国がいかに素晴らしい国であるか。

 

この国に生まれたことがいかに幸せなことか。

 

この国の安全がいかに危ういもので辛うじて維持されているに過ぎないという現実が。

 

本気でこの国を守ろうとしたからこそ、この国の現実と向き合うことができたのです。

 

それだけに退職して大義名分を失った時の喪失感は予想以上に大きく、退職以来現在まで『大義名分ロス』に苦しむことになったのです。

記事のまとめ

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ノリノリで書き上げたこの記事ですが、対象者の数を考えるとどれほどのニーズがあったのか疑問が残るところですね。

 

記事の中で何度も『資料を請求しよう』と書きましたが、今は海上自衛隊のHPを見ればいつでも確認できます。

 

私の時代は募集事務所にパンフレットを貰いに行くしかなかったので(汗)

 

これだけ海上自衛隊をお勧めしておいて

 

「じゃあ、あんたはなんで辞めたの?」

って疑問も当然出てきますよね?

 

それはこのブログをよーく読んで頂ければ分かると思います。

(さりげなく宣伝)

 

各記事の中にヒント(答え?)が書かれていますので、時間に余裕のある方は是非。

 

それでは、ここまで記事にお付き合い頂きましてありがとうございました。

 

あなたの就職先候補に海上自衛隊が追加されることを願っています。

 

疑問や質問がある方は、お問合せやコメント欄からお気軽にどうぞ。

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