CCF20141231_00022

 

1995年7月1日付で2等海尉に昇任しました。

前回は幹部候補生学校の卒業と同時(1993年3月20日)に昇任しましたので、約2年3か月の3等海尉生活でした。

2等海尉になると外見上は細い金線が1本追加されるだけですが、ちょっぴり大人になった気分です。

 

この外見上の違いは意外に大きくて、1つ後輩の3等海尉達との違いがはっきりと目に見えるようになるということです。

何か雑用を申付けようと周囲を見渡した時、2尉と3尉がそこにいれば、まず間違いなく3尉にやらせることになります。

階級社会って怖いですね。(便利なことも多いですが)

 

民間人になって、困ったことの一つが役職のついていない者の序列判断ですから。(どっちが偉いのか分からない)

さて、この昇任システムについてですが、次の1等海尉までは決められた年限で自動的に昇任することになっています。(何か問題を起こさない限り)

3等海佐からは同期であっても昇任時期は異なってきます。

 

そして、A幹部は特に問題がなければ2等海佐までは昇任できることになっています。

このあたり、精強性の維持と特別国家公務員としての特性が相反するものだけに微妙な問題だと思います。

これについては、別の機会に語りたいと思います。(退職に直結している問題ですので)

 

Sponsored Link

 

再び2等海尉昇任に話を戻します。

実はこの昇任の後、あることで艦長に叱られてしまいます。

それは、昇任に伴う謝意を上官に示していないということでした。

 

部隊勤務になって初めての昇任なので知らなかったのですが、慣習として昇任時には上官(この場合司令、艦長)に

「昇任ありがとうございました」

とあいさつするものだったのです。(幹部の昇任に対して権限を持っているので、その尽力に対し謝意を表すということです)

 

他の幹部もそんなこと全く教えてくれなかったのは、実は知らなかったのではと思いました。

また、もし知っていたのであれば、あいさつを受ける立場の艦長にそんなことを言わせるのはどうかなと思いました。

 

この時の艦長の叱責があったおかげで、その後2度の昇任時には機を逸することなく、上官に謝意を表すことができましたし、自分よりも若い幹部にもこのことを伝えることができました。

こういう伝統や慣習はどんどん無くなっていくので、誰かがどこかで歯止めをかけなければいけないのでしょうね。

 

Sponsored Link