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陸上部隊での勤務は、それまでの艦艇勤務と異なる点が多く、慣れるまでは戸惑いの連続でした。

しかし、慣れるのにさほど時間も労力も必要とはしませんでした。

きつい方から楽な方へと慣らすことは、そんなに大変ではないですから(笑)

 

始 業

護衛艦では朝の7時には上陸員は全て帰還している必要がありますし、幹部も着替え終わって士官室にて朝礼(士官室のミーティング)開始を待っている必要があります。

朝礼終了後は、後部甲板に整列し、8時に自衛官旗掲揚したのち分隊整列という流れになります。

自分の分隊員に、本日の日課や作業について注意事項などを示達して1日が始まっていきます。

ところが、陸上部隊では8時30分が始業ですから、それまでに席についていれば良いのです。

 

部 下

直属の部下はいません。

ほぼ幹部だけで構成された組織で、かつ末端幹部です。

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人間関係(上司、同僚)

『飛び抜けて優秀な人』と『飛び抜けてそうでない人』で構成されており、普通の人が少なかったです。

ごく普通の幹部を自認する私にとっては立ち位置に悩むことになります。

優秀なグループに属するには能力が足りないし、そうでないグループに属するにはプライドが邪魔でした。

過去なんらかの事故に連座している人も多く存在しており、この辺りの事情を汲んで「左遷じゃないからな」とわざわざ隊司令が言葉を添えられたのではないかと合点しました。

 

当 直

2週間に一度位でした。

護衛艦では6日に一度は当直に立っていました。(停泊時)

 

給 料

乗り組み手当(基本給の33%:当時)が無くなりました。

生活レベルの調整に時間がかかりました。

 

家 庭

護衛艦勤務時代と異なり、ほぼ毎日自宅(官舎)にいる生活にかなり違和感を覚えました。

嫁(初代)とのコミュニケーション方法に悩みました。(笑)

「毎日会って何を話せばいいのだろう?」

そういう気持ちでした。

 

全 般

全般として楽なったというか、掴みどころのない『ぬるっ』とした違和感に悩み続けることになります。

この生活に慣れ、「もう二度と艦には戻りたくない」(本当は戻れないというべき)とおっしゃる方々の感覚にも、違和感を覚えまくる毎日でした。

 

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