crocodiles-573744_640

 

主任教官をとしてかかわったMOFシステム課程の学生達も修業し、その任を解かれることになりました。

また、時期を同じくして新システムの陸上における開発も終了、洋上での試験に移行していきます。

SFシステム課程学生として部隊着任以来、既に1年半が経過しようとしていました。

 

毎日、同じ職場への通勤、机に座ってパソコンと睨めっこ、やたらと多い会議等々。(世間ではこれが当たり前だが)

「こんなんじゃ、普通の会社員と同じだな」

やたらと忙しいけど、変化の多い護衛艦勤務が懐かしく思い出されます。

艦艇部隊では、ほぼ1年ごとに転勤、職務変更を繰り返してこともあり、その単調な生活に次第に虚脱感を覚えるようになります。

 

Sponsored Link

 

ちくま航海長の時に底触事故を起こして陸上部隊となっただけに、この先もう二度と艦艇部隊には戻れないかもしれないという漠然とした思いがありました。

「それならいっそここで退職しようか?陸上部隊なら影響が少なそうだし」

そう思い立ったらすぐに実行です。(辞めて何をするかという考えは一切ない)

早速直属の係長の元へ。(辞表を書いたかどうか記憶はない)

 

自分:「係長、実は退職しようと考えているのですが」

係長:「退職の理由は?」

自分:「自己の能力の限界を感じました。航海長の時に事故も起こしていますので、この辺りが潮時だと思います」

係長:「丁度、中級水雷課程への入校内示が来ているところだ。修業後再び艦艇部隊に復帰できると思うがどうだ?」

自分:「!」

 

艦艇部隊復帰と聞いて、ちょっと考えが変わります。

ちくま航海長の事故で『艦艇不適』の烙印を押されたまま自衛隊を退職するのは、負け犬のような気もします。

もう一度、人並みには勤務できることを証明してから退職しても遅くはないだろうという結論に至ります。

 

以前の記事にも書きましたが、在職期間全般を通じて定年退職まで勤務しようという考えはありませんでした。

これに関しては、根の深い理由が存在するので改めて記事にしたいと思います。

 

『いつどのように退職するか』

これが、在職中に一貫して頭の中にあった考えだったのです。

何はともあれ、 第1術科学校中級水雷課程学生、懐かしい江田島への里帰りでした。

 

Sponsored Link